ビタミンB6のお話です。
ビタミンB6は、たんぱく質の代謝に深く関わっています。
人間は、摂取したたんぱく質を分解し、アミノ酸を生成します。
そのときに一部のアミノ酸の合成をサポートするのが、ビタミンB6の主な役割です。
とくに、ビタミンB6は皮膚や髪の毛、歯を健康にする効果や成長を促進する効果があるほか、神経の働きを正常に保つ効果があります。
神経のビタミンともいわれ大脳の刺激伝達物質や生成に必要な栄養素であり、目と脳をつなぐ神経の形成にも大きく関わっています。
ビタミンB6が欠乏すると、皮膚炎、口内炎、湿疹やじんましんなどの症状のほか、精神が不安定になったり、ささいなことでもすぐ興奮したり、イライラする兆候がみられます。
もしも、ご自分でこのような症状に思い当たるなら、ビタミンB6不足を疑ってみるといいのかもしれません。
ビタミンB6は、かつおやまぐろ、シャケ、サンマなどの魚類のほか、サツマイモやバナナなどにも含まれています。
ちなみにビタミンB6は抗生物質と相性が悪いことでも知られています。
風邪などの症状で抗生物質の処方を受けている場合は、いつもよりもB6が欠乏しがちな状態といえます。
普段よりも意識して多く摂取するようにしましょう。
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