円形脱毛症は、老人性脱毛や男性型脱毛と異なり治療が必要な病気と言われています。

１、軽症の場合⇒単発型、または多発型で脱毛が頭部の５０％未満の場合単発型であれば自然に治ることが多いためにしばらく様子をみます。
急性期の場合⇒脱毛付近の毛がまだ抜けている時期血行を改善して発毛を促す血管拡張薬を頭皮に塗ったり、免疫の異常を抑える効果のあるステロイド薬を頭皮に塗ります。
慢性期の場合⇒残った毛はあるが、脱毛部分から毛が生えてこない時期脱毛部分にステロイド薬を注射します。塗布するより効果は高いのですが痛みを伴います。他には超低温のドライアイスや液体窒素などを頭皮に当てる冷凍療法があります。頭皮に炎症が起こりますが、血行が改善されるとともに炎症を抑えるために集まったリンパ球が発毛を促します。
２．重症の場合⇒多発型で脱毛部分が頭皮の５０％以上の場合

全頭型や汎発型の場合⇒汎発型では、髪の毛だけでなく眉毛やまつげ、体毛も抜けます。
急性期：ステロイド薬を２～３ヶ月程度内服します。
慢性期：ソラーレンという物質を頭皮に塗って紫外線を当てリンパ球の異常な働きを抑える紫外線療法や局所免疫療法があります。

☆　局所免疫療法を行っている医療機関が限られるだけでなく、健康保険が適用されません。
軽症の場合には、ほとんどが治療によっては治るようです。

早目に皮膚科を受診し治療を受けることが大切とも言われていますが薬の身体への影響は？

重症の場合でも、多発型で頭部の５０％以上が脱毛している場合に局所免疫療法で約６０％～７０％のひとに発毛がみられているそうです。

全頭型や汎発型でも約３０％～４０％の人に効果があると言われています。

治療に時間がかかる場合も多いので、医師とよく相談しながら根気よく治療を続けることが必要になってくるかもしれません。

その間「かつら」を着用するのも

でしょう。頭皮に影響はなく治りにくいということはありません。

また、円形脱毛症は、風邪をひいたり、ちょっとしたストレスで再発することもありますが、一方で自然に治ることも多いものです。

特に子供の場合には自然治癒が期待できるので、気にし過ぎないよう普通の生活を送ることも大切です。

円形脱毛症の薬治療での結果は人によってさまざまです。

薬を処方され疾病には効果があると言われていますが、他の臓器などへの薬の影響が出てきますので注意が必要かもしれません。

薬は体に残ります。

薬の使用選択はご本人の責任で行う事が重要かと思われます。