デスクワークなど慢性的な腰痛に悩む方は、ストレッチや日常生活の工夫で根本的ではないのですが治せる場合があるのです。

このタイプの人は、腰がいつの間にか痛くなり、レントゲンなどの検査をして骨や椎間板等を調べても異常が見あたりません。

Ｓ字状の背骨を支えているのは背筋や腹筋などの筋肉なので、言わば腰椎症は、これらの腰の筋肉痛とも言えるのです。 

一般的に言われているのに、日常生活の姿勢に問題があることから姿勢性腰痛とも呼ばれることがあり、日常生活の工夫や簡単なストレッチで痛みをやわらげることが出来るのです。

デスクワークが増え、その分歩行が少なくなり、それが姿勢の悪さや体の歪みを悪化させ、そこに疲労やストレスなども加わるのです。

どんなに座り心地が良い椅子に座って良い姿勢を保っても、長時間同じ姿勢を続けることが腰痛の原因にもなるのです。

お仕事で同じ姿勢をとり続けると、背中や腰の筋肉は重力に抵抗する為に緊張を強いられ、筋肉は毛細血管が圧迫されて血行が悪くなり、老廃物が溜まってくるのです。

これは疲労物質とも呼ばれ、周りの筋肉も疲労させるという悪循環を生じさせ、疲労感はもちろん、腰のだるさや重さ、痛みなどの慢性的な症状が現れてくるものです。

そして、このような慢性的な腰痛を防ぐには、姿勢を良くするのはもちろん、仕事の合間に席を立ったりして姿勢を変えるなど、こまめに腰や背中の緊張を和らげることが大切です。

慢性的な痛みは髪の毛にも影響がじわじわと寄せているのです。

そこで、痛みを完全に取り去る事ではないのですがデスクワークに伴う慢性的な腰痛などでお悩みの方にお勧めなのが、椅子に座ったままで行うストレッチです。

やり方はとても簡単で、両手を椅子の背もたれに回して軽く組み、体をグッと反らせ顔は上を向けます。

この状態を１０秒程度維持し、元に姿勢に戻り、２、３回程度繰り返します。

また、椅子に座ったまま、体を前に曲げて手を床につけ、１０秒程度保ち、元の姿勢に戻り、これも２～３回程度繰り返すと良いでしょう。

この簡単な椅子に座って行うストレッチを仕事の合間にやるだけでも、背中や腰の筋肉を伸ばして、デスクワーク等に伴う腰痛を防ぎ、痛みなどをいちじてきにしても和らげられるのです。