デメリットが起きてくる口呼吸を予防するには鼻呼吸法でする一酸化窒素による健康アップが自然治癒力に役立っているのです。
結果は髪の毛にも出ています。
動脈は内膜、中膜、外膜の、三層の血管からできています。
血管が縮むとき(血圧が上がる)に血管の内膜の内皮細胞から、一酸化窒素が血液中に放出されます。
この一酸化窒素は、血管平滑筋という、中膜を形成している筋肉を緩め、血管を広げる働きをしています。
また、一酸化窒素には、血小板が固まって、血栓ができるのを防ぐ働きや、カテコールアミンなど、血管を収縮させるホルモンの働きを、抑える働きがあります。
内膜の内皮細胞は、年齢とともに減少し、体内で作られる一酸化窒素も減少するので、動脈硬化の進行が早まることになります。
髪の毛にも年齢に伴い同じような兆候がみられてきています。
近ごろでは鼻の粘膜でも、一酸化窒素が作られることがわかり、口を閉じた状態で呼吸をすれば、体内に取りこめることが、わかってきたのです。
さらに片側の鼻だけで呼吸をすれば、効果的に一酸化窒素を体内に取り込む事もわかっています。
片側の鼻で呼吸をすると、鼻粘膜で作られた一酸化窒素は、一度鼻腔内にたまり、濃度の高い一酸化窒素が、体内に取り込めるようになります。
方法はとても簡単で、まず口を閉じて、片方の鼻を指で押さえます。
それからゆっくりと吸って、ゆっくり吐くこと10回を目安に、それぞれ左右、繰り返すだけです。
身体に備えられた驚くべき機能を簡単な鼻呼吸法で有効化できるのは素敵な事なのです。
また健康を維持しようとする努力自体が、私たちの幸福感をも増幅してくれます。