私が美容の修行したお店は3年目で先生と呼ばれるようになり5年過ぎると卒業でサロンを去るシステムです。
そのうち1、2人はサロンに残っていました。
3年目で卒業する先輩から引き継ぎが合ったときからのお客様で後に同級生とわかりそれからお客様と美容師とのお付き合いが続いていたのです。
私はサロンに残り後輩の指導に当たりました。
独立してもお客様として続いていました。
美容院でも出張美容でも利用してくれていました。
ある日、仙台に居を構えると言われ横浜と仙台との生活が始まっていました。
ある日お母様からにお久しぶりと電話が入り老婆になったけど髪の毛をしてくれませんかと電話が入ったのです。
その時に3月11日の出来事を伺うのでした。
天涯孤独になったと話すたびに言っていたので弟さんの家族も一緒に亡くなったのですかと聞くと、今は孫と一緒に暮らしています。
そう友とは長年一緒に暮らしていたので他には目がいっていなく11日の最初の津波でお嬢様をを亡くしてから天涯孤独と思うようになったご様子です。
外出はすべてタクシーと言われているようで美容院へ来たときは歩いて高島屋に行くのが楽しみにしていたようでした。
お孫さんから外出禁止状態でも昔の話をしたいので美容院の予約をしていたようです。
連絡もなかなか取れなくなり、お孫さんも横浜から離れたようでそれからは音信不通になりました。