- 慢性硬膜下血腫の治療法は、手術が一般的で2つの方法があります。
- 1つは頭蓋骨に親指ほどの穴をあけ、血腫に細い管を挿入して血腫を除去する「ドレナージ術」。
- 命にかかわる緊急時は、頭蓋骨を大きく開いて血腫を摘出する「開頭術」が選択されます。
- ただし、血腫の量が少なく、緊急性がない場合は、手術をしないで経過観察ということもあるというのです。
- 手術をしないで治る例があるのでご紹介しましょう。
Aさんは92歳の女性。
- 物忘れや歩行障害、トイレの失敗が多くなり、何度も同じことを聞いたり、夜間の家族への電話の回数が非常に多くなったりして、対応に疲れ果てた家族が認知症を疑って受診しました。
- トイレに行くたび転倒し、頭に瘤をつくっているという家族の話からAさんの脳を検査したところ、慢性硬膜下血腫であることがわかりました。
- 治療法の選択は、高齢で手術を受けるには身体的なリスクもあることから、漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」を朝昼晩の1日3回服用してもらい、経過を診ることにしたところ、2か月後に脳を覆っている硬い膜と脳の間に溜まっていた血腫が消失。
- 手術をしないで無事回復した話です。
脳神経外科と認知症の専門医からは、「高齢者では、肝臓や腎臓が悪くて麻酔に耐えられないなどで手術が受けられないことがあります。
- このような場合は、漢方薬を服用しながら経過を観察する方がいいことがわかっていると言われるのですと話されています。
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