年齢ごとに骨折が起こりやすい部位が違ってきます。
50代女性の2割に脚の付け根の生涯骨折リスクがあること▽親が脚の付け根を骨折している人は自分も骨折する危険性が2倍高くなること。
「繰り返し骨折」や「ドミノ骨折」には注意すべき事です。
どうすれば骨折を防ぐことができるか?まずは自分の骨折リスクを知る。
脚の付け根の骨折は寝たきりに直結する重大なリスクです。
危険因子とは、年齢▽性別▽経口ステロイド使用(内服薬のみ、外用薬は問題ない)▽喫煙▽過度のアルコール摂取などです。
ステロイドは、骨密度に関係なく骨折リスクを高めるので注意が必要です。
また、痛みを抑える効果もあるので、骨折に気付きにくいのです。
そのため、薬剤治療をして骨折を予防する、というガイドラインが策定されています。
骨折での出張美容は高まってきます。
60代までは食事と運動が大切ですね。
まず40〜50代は、比較的若いこの年代の骨折予防策で一番大切なのは、食生活です。
カルシウムとビタミンDを摂取、同時に骨を強くする運動をしましょう。
痩せすぎ、無理なダイエットでカルシウムが不足すると骨がもろくなって骨粗しょう症のリスクが高まります。
運動は(1)有酸素運動(2)筋力増強運動(3)バランス訓練−−の三つ。有酸素運動や筋力増強運動は週に2回以上、できれば3回はやってください。
バランス訓練は毎日すると良いです。
体のバランスが取りにくくなると、骨折の原因となる転倒につながります。
眼片足立ち1分間を左右それぞれ1日に3回が目安です。
50〜60代になると、骨がもろくなってきますので、65歳までに1度、骨密度を知ることもよいですね。
食事と運動は、前の世代と同じようにやってください。
一度でも骨折をしたことがある人は骨がもろくなっている可能性を考えて医師にきちんと評価してもらうことも大切です。
70代以上になったら、安全に配慮しながらできる運動を続けてください。
片足立ちやスクワットがおすすめです。
寝たきりにならないためにできることは日本人の女性の平均寿命は86.6歳ですが、肝心の健康寿命は74.2歳と言われていますので、その差は12.4年です。
要介護になる原因は多い順に(1)脳卒中(2)認知症(3)高齢による衰弱(4)骨折・転倒(5)関節疾患・・・となっています。
このうち、骨折・転倒は、日ごろからきちんとケアしていれば避けられる可能性が高いのです。
そして、健康寿命を延ばすことができれば、結果として医療費を減らすことができます。
40代を過ぎたら、食事に気をつけ、運動を続けて骨折しにくい体を目指して、健康に生きられる期間が長くしましょう。