出張美容でお伺いすると何時も穏やかに応対してくださっていたのです。
乳がんの手術を受けてその後リンパ腺の関係で腕がパンパンに膨れ上がってきたのです。
これは乳がんの手術をすると人によって起きてくる現象とお聞きしました。
ガンが発見されて手術をすすめられていたのですが末期状態になるまでガンを否定なさっていたそうです。
他の臓器は正常に働き最後まで辛い、痛いという言葉が家族は聞いたことが無いと言うのです。
このように痛みが有っても痛みと感じない人がままあると聞いていた看護師さんでも初めての体験だったと後にお聞きになったそうです。
仲の良いお友達に一言死ぬかもしれないと漏らしていたと、いつも電話でお話をしていても元気の様子を漂わせていたので末期状態だったと思わないから早く来ればよかったと後悔したと家族にお話をしていたご様子です。
エンドロフィンの放出が多かったのかもしれません。
そして血族の人達にもお姑さんに近い様子がうかがわれるとお嫁さんとお話をするのでした。
エンドルフィンとは脳内麻薬と呼ばれ、モルヒネの6.5倍の鎮痛作用があります。
そして脳を活性化し、精神的ストレスの解消にも効果があり、免疫細胞の防御反応を強化する作用もあります。
このようなエンドロフィンにも限界が出てくるのです。
目的が満たされれば、放出は終わり、それを失いそして不安が出てくると悪性物質のアドレナリンなどが放出し始めるのです。
脳の機構上から見ても、物理的欲求を抑えようとする抑制物質が放出され、永遠に続かない仕組みがなされている分けです。
精神性の高い欲求を実現している際には、エンドロフィンは抑制されず放出され続けるらしい、それは見返りのない対象のない欲求のことと言われているのです。