膝関節の不安定性があると、危険な転倒が生じやすくなることが、疫学・生物統計学の研究で裏づけられた。
膝折れがあると高齢者の転倒リスクが上がってくるのです。
膝折れは筋力と平衡感覚の低下によって生じやすく、高齢者や変形性膝関節症の患者では一般的にみられるという。
研究の対象者は、研究開始時に平均67歳であった高齢者1,800人超で、変形性膝関節症があるか、そのリスクが高かった。
研究5年目終了時、約17%の対象者で膝折れが認められ7年目終了時、14%の対象者が2回以上の転倒を経験していた。
5年目に「膝が崩れた」経験のあった対象者は、その2年後に「複数回の転倒」「転倒の恐怖」「平衡感覚に対する懸念」が生じるリスクが2倍以上となっていた。
膝折れで転倒した対象者は、その後の2年間において、転倒が再発するリスクが4倍以上、転倒により重度の受傷を生じるリスクが2倍、転倒関連の損傷により活動が制限されるリスクは3倍、平衡感覚の問題を生じるリスクは4倍になっていた。
膝の痛みに悩む高齢者において、膝の不安定性や膝折れが転倒およびそれに伴う損傷などの重要な原因であることが、今回の研究で初めて示唆された。幸い、膝の不安定性は治療できるものであり、的を絞った運動により膝折れは予防できる。
また、膝関節置換術でも不安定性は改善される可能性があると言われている。
研究は高齢者の膝関節に重点を置いているが、若い時から始まってきているのです。
年齢を問わず土踏まずの横アーチが弱まってきている事から始まっているのかもしれません。
もちろんそれに合わせて髪の毛の変化が起きている事は確かな事です。